"great escape"だけを知っているのはもったいない! cinema staff
アニメ『進撃の巨人』の影響は多大なもので、そこからcinema staffを知った人も多いと思いおます。
"great escape"のYouTubeでの動画再生数は今や480万回以上となっており、コメント欄なんかも見ると海外からのコメントも見られます。
しかしですよ。cinema staffは"great escape"しか知らないなんて人もまた多いのではないのでしょうか。
もったいないです。
そういうわけで今日は、cinema staffについてもう少しだけでも知ってもらえればと思いで紹介していきます。
cinema staffがデビューしたのは2008年、残響レコードからでした。これまでのブログで紹介した、残響レコード発のバンドにmudy on the 昨晩やthe cabsがいますので、そちらのブログもよろしければご覧ください。
デビューからバンドは飯田瑞規(vo./gt.)、辻友貴(gt.)、三島想平(ba.)、久野洋平(dr.)の4人で活動しています。
私の印象ですが、cinema staffは本当に良い意味で変わっていないバンドだと思います。
メジャーデビューをすると音というか、曲が丸く収まってしまうような、単にきれいな音楽を作るだけになってしまうバンドもいるのですが、cinema staffについては今のところそういうのがないのかなって思っています。
変に脚色をしていない、とでもいうのでしょうか。
疾走感ある曲からやんわりとした曲まで、これぞバンドという音楽を創り出しており、また飯田の歌声には優しさがあります。
ともかく聞いてみてください。
今日紹介するcinema staffの「今日の一曲」はコチラ。
"GATE"
"西南西の虹"とどっちにしようか迷いましたが、私がcinema staffを知るきっかけとなった曲でもあり、比較的初期の曲なのでこちらにしました。(季節感は真逆ですが…)
失恋を歌った曲か、離別を歌った曲か、いずれにせよ悲しい曲ではありますが、曲のタイトルとなっている"GATE"とは何を表しているのでしょうか?
「忘れた頃に見つかる青空 ふとした隙も排気ガスで隠れるのさ」
「信号が赤を指す うずくまって吐き出す言葉の中」
という歌詞の部分から、主観の人物は、離れてしまった相手とは一緒に先へ進められていない、「門」の先に行けないといった込められているのではないでしょうか?
フランツ・カフカの『掟の前で』にもリンクしているようにも思います。
そんなことも考えさせられる曲です。
あまり長々と書いてしまうとまとまりが無くなってしまいそうなのでここで切り上げたいと思います。
そのうち三島・辻の別のバンド、peelingwardsについても紹介できればいいと思います。
それではまた近いうちに。